こんにちは!週末写真家マーケターのさとしです。
ついにFujifilmよりX-T4が発売となりました!僕はX-Tシリーズに手ぶれ補正が搭載されないと思い、X-H1に手を出してしまったので嬉しい半面ショックです。。。笑
ただ、気を取り直してX-T4とX-T3との違いについてご紹介いたします!
X-T4がついに発売!
Fujifilmが2020年2月26日に、2020年4月発売予定でX-Tシリーズの最新機種となる「X-T4」の発売発表がありました。
X-T3、X-H1とのスペック比較は以下のようになっております! センサーや画像処理エンジンはX-T3と同じものを搭載しているため、基本機能に大きな差はないと思われます
※ 太字の部分が異なっているスペックになります。
商品名 | X-T4 | X-T3 | X-H1 |
---|---|---|---|
価格 | ¥202,455 (税込) | ¥157,000 (税込) | ¥113,980 (税込) |
有効画素数 | 約2610万画素 | 約2610万画素 | 約2430万画素 |
撮像素子 | X-Trans CMOS 4 | X-Trans CMOS 4 | X-Trans CMOS III |
連続撮影速度 | 約15コマ/秒 | 約11コマ/秒 | 約11コマ/秒 |
連続撮影可能枚数 | 非圧縮RAW:35枚JPEG:110枚 |
非圧縮RAW:36枚JPEG:145枚 |
非圧縮RAW:24枚JPEG:70枚 |
シャッタースピード | 15分〜1/8000秒、 バルブ(最長60分) | 15分〜1/8000秒、 バルブ(最長60分) | 15分〜1/8000秒、 バルブ(最長60分) |
ISO感度 | ISO160~12800拡張時80~51200 |
ISO160~12800拡張時80~51200 |
ISO200~12800拡張時80~51200 |
バッテリー容量(撮影枚数) | 約500枚 | 約390枚 | 約310枚 |
寸法 | 134.6×92.8×63.8mm | 132.5×92.8×58.8mm | 139.8×97.3×85.5mm |
手ブレ補正 | ボディ内5軸補正最大6.5段 |
- | ボディ内5軸補正最大5.5段 |
ファインダー | 0.5型有機ELファインダー約369万ドット (視野率約100%) |
0.5型有機ELファインダー約369万ドット (視野率約100%) |
0.5型有機ELファインダー約369万ドット (視野率約100%) |
液晶モニター | 3.0型バリアングル式タッチパネル付 約162万ドット |
3.0型チルト式タッチパネル付 約162万ドット |
3.0型チルト式タッチパネル付 約162万ドット |
質量(本体のみ) | 約526g | 約489g | 約623g |
カードスロット | デュアルスロットSDカードUHS-II対応 |
デュアルスロットSDカードUHS-II対応 |
デュアルスロットSDカードUHS-II対応 |
動画記録方式 | 4K/フルHD | 4K/フルHD | 4K/フルHD/HD |
X-T4の進化ポイント (X-T3・X-H1比較)
そんなX-T4ですが、X-T3やX-H1に比べて具体的にどこが進化したのでしょうか?
主なポイントを噛み砕いて説明すると以下になります!
- より早く正確なAF
- 待望の手ブレ補正の搭載
- 動画性能の向上
- 新しいオートホワイトバランス「ホワイト優先、雰囲気優先」
- 新しいフィルムシミュレーション「ブリーチバイパス」
- よりパワフルなバッテリー
AFについては大きくは変わっていないと思われるので、その他について詳しく説明していきます!
待望の手ぶれ補正の搭載
何と言ってもこれでしょう!X-Tシリーズに待望の手ブレ補正機能が搭載されました!
補正量は以下の通りです!X-T4もX-H1も全てのレンズで6.5段分補正されるわけではありませんが。。。その話は以下記事を参照ください。
商品名 | X-T4 | X-H1 |
---|---|---|
手ブレ補正 | ボディ内5軸補正最大6.5段 |
ボディ内5軸補正最大5.5段 |
X-T3から65g重くなっていますが、それだけで6.5段分の手ぶれ補正が搭載されるとは素晴らしいです!単焦点レンズに魅力あるラインナップが多いfujifilmのXシリーズにとっては、表現の幅がとても広がる嬉しい機能です。
ただ、僕としましては嬉しくも悲しいと言いますか。。。XF16-55mm f2.8mmと手ぶれ補正の欲しさにつられて去年X-H1を買ってしまったんですよ。。。
いや、X-H1もとても素晴らしいカメラですし、とても幸せなカメラライフを満喫しているんですよ?ただ、X-T3のスペックを進化させたカメラに手ぶれ補正とは。。。買い替えも検討しているくらいです。笑
動画性能の向上
動画性能は、Flogカーブをあてながらのlog撮影、240pでのスロー撮影、リグを組んだ時の使いやすさなど様々な点でX-T4の動画性能の素晴らしさを感じることはできます。
ただ僕は動画撮影をほぼ使用していないので、動画性能に関してはFujifilmの公式HPを御覧ください。
次行きます!笑
新しいオートホワイトバランス
X-T4で新しく搭載された「ホワイト優先、雰囲気優先」のホワイトバランス機能も大きなポイントの一つです。
富士フィルムのオートホワイトバランスは、マニュアルのケルビン設定では再現できない複雑な処理が行われているのですが、そこに「ホワイト優先、雰囲気優先」のオートホワイトバランスが追加されました。
ホワイト優先は白色の再現を優先するホワイトバランスで、雰囲気優先は環境光の影響 (暖色系でより温かみのある雰囲気) を残すホワイトバランスになります!
これによって新しい表現が可能になるので、とても期待しています!
新しいフィルムシミュレーション「ブリーチバイパス」
X-T4で新しく搭載された「ブリーチバイパス」ですが、昔からフィルムに使用されていたいわゆる銀残しという表現手法になります。 この銀残しを簡単に説明すると、彩度を低く抑えつつも、コントラストのある仕上がりの絵となります。
僕はこの表現手法がとても好きで、カメラのカスタム設定でクラシッククロームをカスタムして作っているほどです!
では、実際どのような色になるかはfujifilm公式の説明を御覧ください。 (エルテナとブリーチバイパスの比較が見れます。)
よりパワフルなバッテリー
X-T3は390枚、X-H1は310枚だった撮影可能枚数が、新しいバッテリーにて500枚に大幅に向上しています!
これは本当にありがたいですね〜システムをコンパクトにしたいのにバッテリー数が増えてしまっては元も子もないので。。。
一つ問題があるとすれば、全く新しいバッテリーなのでこれまでのバッテリーが使えない可能性があることですね。
背面液晶のバリアングルは改悪ポイント
僕は基本的にポートレートや風景写真撮影にしか使わないため、背面液晶を使用する際はローアングルやハイアングル時でした。そのため、1動作で液晶の角度を変更できるチルト式はとても便利でした!
今回X-T4は、動画撮影を意識してバリアングル式の液晶としたとのことですが、写真撮影時に上下方向に液晶を動かそうとすると光軸から外れてしまうし、撮影可能な位置に動かすのに2動作必要になります。。。
この部分が写真撮影のストレスにならないかな〜と心配してますし、僕個人としては残念です。。。
まとめ
コンパクトなシステムで素晴らしい画作りができるX-Tシリーズの最新機種。このシリーズに待望の手ぶれ補正機能を搭載したfujifilmは素晴らしい仕事をしてくれましたと言わざるを得ません!笑
僕はそれほどX-Tシリーズへの手ぶれ補正を望んでいましたし、それをきっかけとしてX-H1へ乗り換えてしまったので、今X-Tシリーズに手ぶれ補正が搭載されたX-T4はメイン機として買ってしまうかもしれません笑
値段は20万円と高価ですが、多分僕と同じような思いを持っていた方はいらっしゃると思います。その方は買いだと想ってます笑
ただ、このカメラの登場でX-T3・X-H1なども値段が下がると思うので、型落ち機を購入するのもありかと思います。X-T3もX-H1もとても素晴らしいカメラなので。
それでは、楽しいカメラライフを!

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